谷中散歩と幸せスイーツな休日
最近谷中ブームです。
秋は上野公園あたりを散歩したり
美術館巡りしたりってとってもいいけれども、
もうちょっとお散歩の範囲を広げてみたら、
谷中に出会いました。
なんというか、あの閑静な下町感がとっても日本的で美しい。
寺社仏閣と文化財溢れる町並みと、
リーズナブルで美味しい下町グルメと、
可愛い猫がたくさんいる、
のほほーんとした日本の街、という感じで
とっても落ち着けて癒される街なんです。
この地でとっても有名なスイーツのお店とあらば、
散歩がてらチェックせねば!ということで、
ランチを軽めに昼過ぎに伺いました。
パティシエ イナムラショウゾウと
ショコラティエ イナムラショウゾウ。
近い位置にありますが、別店舗だったので、どっちに行くか迷いますが、
今回はチョコな気分だったので、ショコラティエへ。
店内は白を基調としたシンプルモダンで、
大きなガラスに囲まれた明るい店内が素敵。
大きくはないものの、カフェもそれなりに席数がありました。
初回ということで、店員さんにオススメを聞いてみました。
ドームショコラと涙の雫、という、クリームベースの上にチョコでコーティングしたタイプのケーキが人気とのこと。
ドームショコラは、ピスタチオクリームとチェリーの組み合わせとのことで、
甘みはかなりありそうだったのと、
最近は柑橘感のあるスイーツがマイブームなので、
涙の雫にしてみました。
涙の雫はチョココーティングの中に白いレモンムースとショコラムースの3層仕立てになっています。
ショコラムースとチョココーティングががっつり甘いかと思いきや
結構スッキリとした甘さで、レモンムースの爽やかさにとってもマッチしています。
ある種日本的な甘すぎない繊細なクリームで、
ペロリと一個いけちゃいます。
チョコとレモンムースの味のバランスが計算し尽くされていて、
口に入れた瞬間、幸福感が身体中を駆け巡り、
このスイーツ食べにきてよかった!と心から思いました。
スイーツは、素材がいい、食感がいい、香りがいい、という基本をベースに、
究極的には絶妙なバランス感によって完成されるのだと、改めて感じました。
このレモンムースに、甘ったるい濃厚なチョコレートでは、レモンの存在感が
霞んでしまいますし、
逆にガツンと甘いチェリーが入っているケーキなのに、チョコレートが柔らかいと、
さらに甘くなったチェリーを食べているだけのような感じになり、
食材と食材を一緒に食べる意味を失ってしまいます。
料理でもスイーツでも、美食は足し算の美味しさではなく、掛け算の美味しさをいかに実現するか、という点が重要ですね。
これが「忘れられない味」を作り出すのだと思います。
今度はパティシエ イナムラショウゾウに訪問してみようと思いますが、
ついついまたショコラティエの方で涙の雫を食べていそうな気もします。。。
ともあれ、大満足!でした