経験至上主義という生き方
私の生き方は基本的に経験至上主義です。
仕事においてもプライベートにおいても。
仕事における経験至上主義
私はピンとこないことを読んだり聞いたりした時の
記憶力がたいそう悪いんです。
例えば、高校生時代に科学の授業で、全ての物質は原子でできており、とか
その周りを電子(でしたっけ?)がくるくる回ってるとか・・・。
まったくピンとこないですよね。
なのでそのあたりの教科は全く頭に入ってこなくて、もちろんテストもズタボロ。
話が逸れましたが、基本的に納得感のない事象に対しては頭が素直に受け付けてくれないんです。
逆に、一度自分が実施して納得したことに対しては、すーっと頭に入ってきます。
例えば、私は料理が好きなので、「乳化」という現象については、ちょっと情報を得るだけで容易に頭に入ります。
油分と水分を加熱した状態でぶつけることにより白濁のとろみのついた状態になり、
それを乳化現象と呼ぶ、そしてこれが美味しさの源泉である、と。
それは実際に自分で「体験」したから。
そういったことに対するキャッチアップとか、状況把握、判断とかは非常に早いのです。
だから私はキャリアの過程においても、できるだけ色んな経験をして、経験のストックを日々増やすことにより、応用的に対応できる事柄を増やしていて、それによって業務を卒なくこなしていけます。
逆に、よくわからない状態で資料だけをベースにキャッチアップ、とかはかなり苦手です。。。
だから私は、自分の付加価値を高める為にも、できるだけ色んな体験をすることに重きをおいています。
一方、プライベートでも、体験を大切にしています、というか、体験に価値を見出し、体験することが幸福感を高めています。
基本的に私はモノにあまり価値を感じないので、それなりに好きなものは買うとはいえ、基本的にはあまり買うこに執着せず、経験、つまりは美食の追求と未知の世界との出会い、という立て付けの旅行への出費が多いです。
例えば10万円のバッグを買うか、10万円で旅行に行くか、なら断然後者の方が満足度を得られ、特にその行き先が自分が全く知らない世界だったりしたらさらに幸福度が上がります。(だからと言って宇宙にまで行きたいとは思わないのは自分でも少し不思議ですが)
これが私の生き方であり、それを認識したハタチ前くらいから、
こんな自分の人生の楽しみ方に満足できるようになりました。
つまり何が言いたいかというと、「私」自身にとっては経験至上主義というのはとてもアグリーできるものであり、素晴らしいと考えます。
が、それは私の素質がそういう傾向にあるからであって、逆の方も多くいらっしゃるかと思います。
どちらがいい、ではなく、自分の特性を客観的に見極め、外部からの情報に惑わされることなく、自分が求めるもの、自分に必要なものの解を見つけるべきであり、
それが充実した幸せな人生の道しるべになるのだろうと思います。